サティス製薬 フェイスライン悩みに着目(2015.8.6)
フェイスラインのたるみの改善が期待できる天然由来化粧品原料を化粧品受託製造の㈱サティス製薬(埼玉県吉川市)が開発した。大分県阿蘇野で採取した天然炭酸低張温泉を原材料にしたもの。肌のたるみの原因になるとされる脂肪細胞の肥大化を抑えたり、線維芽細胞の働きを活発化したりする機能が期待できるとしている。
同社では、天然由来素材を活用した化粧品原料の開発に注力。これまでに、国産素材を中心に80アイテム以上を開発、OEM商品開発に応用するなどしている。
新原料は、炭酸低張泉をレシチンでコーティング、これにより炭酸が皮膚細胞に働くようにした。また、原材料は硬水の性質があるため、軟水と比べて炭酸の効果を長く作用できるという。
今回の新原料の開発に当たっては、顧客の商品開発をサポートするマーケティング・ツールとして生かすのを目的に、同社が先ごろ実施した女性2000名対象の消費者調査の結果を活用。調査の結果、肌のたるみの中でもフェイスラインのたるみに悩む女性は多い傾向で、30代は20%、40代は48%、50代は50%以上と年代が上がるにつれて特に40代以上で顕著な増加傾向が見られたという。