小林製薬、サプリ2商品受理 ルテインを関与成分に(2015.8.27)
消費者庁が25日に行った機能性表示食品の届出情報更新で、小林製薬㈱が届け出たサプリメント2商品が追加された。同社が届出番号を取得したのは今回が初で、機能性関与成分は2商品ともルテイン。このほか、㈱東洋新薬が届け出た難消化性デキストリンを関与成分にした加工食品、太陽化学のグループ会社・㈱タイヨーラボが届け出たエピガロカテキンガレート(EGCg)が関与成分のサプリメントもそれぞれ追加された。EGCgでの受理は初。これにより届出番号取得件数は計76件になった。
小林製薬による届出で今回受理されたのは、「ルテイン」「ルテインa(エー)」の2商品。いずれも関与成分のシステマティックレビューで機能性の科学的根拠を評価したもので、届け出たレビューの中身は両品で同一だが、届出表示は異なる。前者は「ルテインは網膜の黄斑色素密度を増やし、目の黄斑部の健康を維持する」、後者は「ルテインには、目の黄斑部の色素量を増やすこと、コントラスト感度を正常に保ち視覚機能を維持することが報告されています」。
届出書によると、レビューは一般社団法人医療経済評価総合研究所が実施したものだという。
東洋新薬は4商品目の受理となった。今回受理された「メディファット&グルコ」は、水やお湯などに溶かして飲む粉末茶、食品区分は同社として初のその他加工食品。食後に上がる中性脂肪と血糖値を抑える作用を訴求する。
タイヨーラボは初の受理。受理されたのは「サンフェノンEGCgカプセル」で、「EGCgには、エネルギーとして脂肪を消費しやすくすることが報告されています。本品は、BMIが高めの方に適しています」と表示する。関与成分のSRで科学的根拠を評価した。