還元型CoQ10を初受理 疲労感軽減で 〝飴〟も受理(2015.9.10)


 消費者庁は9日、機能性表示食品の届出情報を更新した。新たに4商品の届出を受理し、製品情報などを公開した。これで機能性表示食品は86品になった。機能性関与成分として還元型コエンザイムQ10(CoQ10)が初めて受理されたほか、食品形態では飴(区分は加工食品)が受理された。

 CoQ10で、「日常の生活で生じる身体的な疲労感を軽減する」との表示が受理されたのは、森下仁丹㈱の「還元型コエンザイムQ10(キューテン)」。1日目安量あたりのCoQ10量は100㍉㌘。対象文献5報の研究レビューにより、1日100㍉㌘~300㍉㌘の摂取で細胞のエネルギー産生を助け、日常の生活で生じる身体的な疲労感の軽減が示されたことを根拠とした。

 飴で受理されたのは、味覚糖㈱の「純露 プラス 難消化性デキストリン」。難消化性デキストリンを配合し、「糖の吸収をおだやかにする」との表示が受理された。1日摂取目安量あたりに糖類を11.1㌘含むが、これについてはWHOのガイドラインで推奨する「遊離糖の摂取を1日のエネルギー摂取量の10%未満」を糖類量換算した成人男性約67.5㌘以下、同女性約50㌘以下を大幅に下回るため、過剰摂取にはつながらないとした。

 一方、大塚製薬㈱の「ネイチャーメイド スーパーフィッシュオイル」は、EPAとDHAを関与成分に「血中中性脂肪の上昇を抑える」との表示が受理された。同成分で同機能性の届出受理は3商品目。㈱東洋新薬の「メディボーン」は、大豆イソフラボン(アグリコンとして)を関与成分に、「女性の骨の成分の維持に役立つ機能があります。丈夫な骨を維持したい方に適した食品」との表示が受理された。


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