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　ニュージーランド産の松樹皮エキス「エンゾジノール」を供給する㈱バレンタインは、同素材を機能性表示食品制度へ本格的に対応させていく考えを明らかにした。

　エンゾジノールは同制度スタート前に、健常人対象の試験結果が査読付き論文で発表された血流改善作用で表示を見据え、システマティックレビュー（ＳＲ）を実施する計画もあった。しかし、ＳＲに必要な人的資源などを検討した結果、「他社の動向を見定めてから」という結論になっていたという。

　今月7日に、フランス海岸松樹皮エキス「フラバンジェノール」を配合した製品が届出受理されたことを受け、その旨を原料製造元のエンゾ・ニュートラシューティカルズ社に連絡。改めて表示内容を含めた対応を検討開始する。同制度開始以降、バレンタインにはエンゾジノールの対応状況について毎月複数の問合せがあったというが、「準備が出来なくて断っていた」と同社では話す。