ビタミン議論「今年度中に結論か」 森下氏が見通し(2015.9.17)


 規制改革会議委員の森下竜一・大阪大学大学院教授は16日、機能性表示食品の対象外となっているビタミンの取り扱いを巡る議論を消費者庁が近く開始するとの見通しを語った。「消費者庁に今年度中に議論を始めて欲しいとお願いしている。間もなく議論が始まるのではないか」とし、「恐らく今年度中には結論が出るかと思う」と述べた。

 DSMニュートリションジャパン主催のセミナーの講演の中で語った。

 質疑応答でビタミンが機能性表示食品の対象になるかを問われた森下教授は、「現時点では方向性は決まっていないが、議論をすること自体は合意している」と説明し、「私は認められると思っている。その方向でぜひ議論したいと思う」と述べた。一方で、「いろいろなステークホルダーがいらっしゃる」とも述べ、先行きの不透明感も示唆した。

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