「目の疲労感を改善」で届出受理 リフレが届出(2015.9.17)


 ビルベリー由来アントシアニンを機能性関与成分として「眼の疲労感を改善する機能」を訴求する機能性表示食品の届出を消費者庁がこのほど受理し、16日から届出情報の公開を始めた。

 届け出たのは健康食品通信販売の㈱リフレ、商品名は「ブルーベリー&ルテイン」。

 同品は、ビルベリー由来アントシアニンとともにルテインも関与成分として配合するもので、届出表示を見ると、「ビルベリー由来アントシアニンには眼の疲労感を改善する機能、ルテインには網膜の黄斑色素を増やすことで眼の黄斑部の健康を守る機能が報告されています」と、関与成分それぞれの機能性を個別に表示する形のいわゆる「ダブルヘルスクレーム」となっている。

 複数の成分を関与成分とする届出はこれまでも受理されていたが、各関与成分の機能性をそれぞれ表示しようとする届出が受理されたのは初。届け出られた機能性の科学的根拠を見ても、関与成分それぞれの機能性について個別に研究レビュー(SR)で評価し、それぞれを同時に届け出るという、これまでの受理商品では見られなかった新しい手法が採られた。

 届出書によれば、同品の発売開始予定日は10月10日。各関与成分の配合量は、1日摂取目安量1粒当たりビルベリー由来アントシアニン40㍉㌘、ルテイン6㍉㌘となっている。

 ビルベリー由来アントシアニンを関与成分にする機能性表示食品を巡っては、森下仁丹による届出が受理されていたものの、発売開始前に、同社が自ら届出を撤回していた。アイケア健康食品市場で最大シェアを持つ成分だけに、同品の受理を皮切りに、今後も届出が相次ぐ可能性が高いと見られる。

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