今期売上300億円台目指す アピ、前期291億円(2015.9.24)


 健康食品受託製造最大手アピ㈱(岐阜県岐阜市)の2015年8月期(第43期)決算は、速報値で売上高が前年同期比1.9%減の291億3300万円、経常利益は同12.5%減の4億2100万円となった。同期は前期と比べて医薬品の売上高が大きく伸長したが、健康食品が減少。昨年10月に竣工した新工場「ネクストステージ」を中心に、設備投資にも59億4300万円を振り向けた。

 今期(16年8月期)は売上高を前期比8.4%増の315億7900万円、経常利益を同96%増の8億2500万円にまで引き上げ、売上高300億円の大台を達成させる計画だ。設備投資については23億1200万円を見込む。

 15年8月期の売上高を製品別にみると、健康食品は前期比5.6%減の212億6800万円と減少に転じた。消費増税に伴う健康食品の販売不振などを受けたものと考えられそうだ。

 健康食品のうちローヤルゼリー、プロポリスの売上高もそれぞれ減少し、RJは同3.1%減の20億8400万円、プロポリスは同10.5%減の11億800万円となった。

 一方で、抗生剤など医薬品の売上高は同41.8%増の45億4900万円と大幅伸張。売上高全体に占める構成比も15.6%(前期10.8%)にまで拡大した。

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