DHC、初の届出受理 機能性表示食品
(2015.10.1)
DHCが体脂肪減少サポート機能を訴求する機能性表示食品の届出を行い、届出日8月18日で受理されたことが、消費者庁が9月29日に行った届出状況更新で分かった。ファンケルやアサヒフード&ヘルスケアなど健康食品販売大手が届出を先行していた中で、最大手企業の一角が機能性表示食品市場にいよいよ参入する。
DHCによる初の届出受理は、3%グラブリジン含有甘草抽出物を機能性関与成分とするサプリメント「エクササイズダイエット」。関与成分はカネカが供給する「グラボノイド」としても知られており、カネカが行った関与成分の研究レビューを機能性の科学的根拠として届け出た。「肥満気味の方のお腹の脂肪(内臓脂肪)・体脂肪を減らすことをサポートし、高めのBMIの改善に役立つことが報告されています」と表示する。
グラボノイドを配合したサプリメントの届出受理は同品で4商品目となる。届出書によると、11月11日に販売を始める予定だ。
29日の更新ではほかに、「UC‐Ⅱ」の名称で知られる非変性Ⅱ型コラーゲンを関与成分にしたサプリメント「関節の友」も追加された。同成分を供給する龍泉堂が届け出たもので、届出表示は「関節の柔軟性、可動性をサポートすることが報告されています」と、関節全般に対する働きを訴求する。関節に対する機能性を表示する関与成分としては、グルコサミン塩酸塩、コラーゲンペプチドに続く3成分目になる。
同庁では9月30日にも届出状況を更新、DHA・EPAを関与成分にするフィッシュソーセージ(届出者マルハニチロ)など3商品が追加された。これにより届出受理総数は計98品目。