「効果の差」認めて! スリランカ副大臣 サラシアで会見(2013.10.10)
9月25日、スリランカ自生医療省のパンダゥ・バンダラナイケ副大臣は、東京都内で記者会見を行い、同国産のコタラヒンブツ(学名:サラシアレティキュレータ)等の日本国内での取り扱いが不適切だとして、このままでは外交問題にまで発展しかねないと危惧を表明した。
副大臣は、サラシアレティキュレータは、サラシア属として一括りにされている他のサラシアとは効果において雲泥の差があるのに同じであると公言されており、間違った情報が流布されていると示唆。これは、サラシアレティキュレータの価値を意図的に過小評価するもので、スリランカの国益を損失させていると述べた。
日本の一般消費者にも間違った情報が伝えられ、日本企業からも数多くの問い合わせがあり翻弄されている旨も明らかにされた。
記者会見では、これら一連の流れに「サラシア属植物普及協会」の存在を明示。協会に対してサラシアレティキュレータと他のサラシア属植物を明確に区別するよう警告。これ以上継続して間違った情報を流布し国益を損ねるような事態が発生した場合は外交問題に発展しかねないと表明した。また、日本のある企業はスリランカの許可も得ずに、同国に自生するハーブ並びに薬樹の特許を申請。伝統的な薬樹の使用方法などをあたかも自分たちが発見したように振舞っており、知的財産権の侵害に当たるとして遺憾の意を述べた。