ファンケル 5カ月連続の売上増(2015.10.8)
㈱ファンケル(横浜市中区)が9月24日に発表した2015年8月度の月次売上高調査発表によると、化粧品、栄養補助食品の売れ行きが引き続き好調な動きを見せ、5カ月連続の対前年売上増となった。
8月度の売上高は化粧品が対前年14.1%増の40億2900万円、栄養補助食品が同24.9%増の21億4800万円、発芽玄米や青汁を含むその他事業が同3.7%増の4億9400万円となった。4月からの5カ月間の総事業の累計では同20.1%増の360億3700万円を計上しており、5月に打ち出した新中期経営計画による積極的な広告投資と、それに関わる流通・店舗チャネルの拡大策の実行が奏功したかたちだ。
サプリメントの売れ行きでは、機能性表示食品「えんきん」が大きく伸張、同月単月の計画比で2.5倍、前年同月比で5倍を売り上げたほか、昨年から拡大させている一般流通分野への各種サプリなど商材の卸展開の広がりが売上に結びついた。また東京・銀座の旗艦店「銀座スクエア」でのインバウンド需要についても、中国株価下落など情勢が不安視されるなかで前月以上に売上が伸びたことを要因として挙げている。