豪州産スーパーフルーツ末上市 東洋酵素化学(2015.10.15)
東洋酵素化学㈱は、オーストラリアのスーパーフルーツと言われ、天然のビタミンCを高含有する一方、酸味がほとんど無いという「カカドゥプラム」果実の乾燥粉末を上市した。一般・健康食品向けに、OEM供給を主体に原料供給も行う。また、化粧品用途の抽出エキスも取り扱う考え。
カカドゥプラムは、オーストラリア先住民の生活区のみに生育するシクンシ科植物の果実。100㌘あたりのビタミンC量は3000㍉㌘以上で、その量はレモンの約30倍。美白作用が知られるエラグ酸もその約70%をフリー体として含み、このほか100種類以上のポリフェノール、没食子酸なども含有する。
このため抗酸化活性が高く、ORAC値は1500μmol TE/㌘あることが確認されている。
米国でもカカドゥプラムは注目され、健康情報番組「ドクター・オズ・ショー」にゲスト出演した医師が紹介したところ、視聴者の反響が大きく、同医師は配合した自社スキンケア製品を発売したほど。
東洋酵素化学も、美肌素材として提案していく方針で、初年度は少なくとも100㌔㌘を供給目標としている。