栄養補助食事業が大幅増収 ファンケル 第2四半期(2015.10.29)
㈱ファンケルが29日に発表した2016年3月期第2四半期決算は、機能性表示食品「えんきん」が好調に推移したことで栄養補助食品関連事業の売上高が前年同期比23.3%増の137億6900万円と大幅な増収になった。ダイエットサプリメント「大人のカロリミット」も好調だった。
同事業の販売チャネル別売上高をみても、通信販売が同18.7%増の51億7700万円、店舗販売が同26.9%増の35億3700万円、卸販売などが同30.7%増の43億8500万円と全チャネルで増収した。
一方、営業損益に関しては、前年同期と比べて2億6000万円悪化し、3億7900万円の営業損失。マーケティング費用を大幅に増加させたことなどが影響した。
化粧品関連事業も大幅増収となり、全体では売上高が同18.2%増の431億9200万円と従来業績予想を約6億円上回った。経常利益は同47.3%減の2億2100万円と大きく減少したものの、従来の8億5000万円の赤字予想から黒字に転じた。