L‐カルニチンで届出支援開始 ロンザ(2015.11.5)
L‐カルニチンを機能性関与成分にした機能性表示食品の届出支援に、同原料ブランド「カルニピュア」を供給するロンザジャパン㈱が乗り出した。同社が実施した研究レビュー(システマティックレビュー)や、同素材の安全性情報を届出書類の形式にまとめ、機能性表示食品の開発をサポートしている。
同社によると、レビュー結果から想定される機能性表示は、「運動後の筋肉痛のケア」などといった、運動に伴う筋肉に対する働きに言及するもの。レビューでは計7報の臨床試験論文が検索できた一方で、ガイドラインに合致する論文として最終的に採用できたのは1報のみ。ただ、否定的な論文はなかったという。
最終的に採用した論文1報は、米コネチカット大学とロンザ社が共同実施した、男性健常者を被験者にしたもの。スクワットマシーンなどを使った運動の後に誘引される筋肉痛について、カルニピュア摂取群はプラセボ群との比較で有意な抑制が認められたと報告している。