「血流」「体温維持」も届出受理 伊藤園がヘスペリジンで(2015.11.9)
消費者庁が9日に行った機能性表示食品の届出情報の更新で、「冷え改善」を訴求する加工食品の届出のあったことがわかった。㈱伊藤園が届け出たもので、機能性関与成分はモノグルシルヘスペリジン。届出表示では「血流」にも言及しており、「気温や室内温度が低い時などの健やかな血流(末梢血流)を保ち、体温(末梢体温)を維持する機能があることが報告されています」などと表示する。
この日の情報更新では、伊藤園が届け出た2品目のほか、東洋新薬による「葛の花緑茶T」の計3品目が追加された。いずれも茶系飲料(清涼飲料水)で、加工食品の届出実績が積み上がった格好。届出総数は131品目になった。
伊藤園が今回届け出たのは「おーいお茶 巡りさらら」と「ヘルシープラス さらさら麦茶」の2品目で、両品ともモノグルコシルヘスペリジンを添加したもの。主力ブランドに追加されることになる前者については、血中中性脂肪を減らす機能も表示する、いわゆる「ダブルヘルスクレーム」。関与成分の血流および体温維持の効果を検証する研究レビューと、血中中性脂肪の低下を評価するレビューを別個に行い、同時に届け出た。