シベリア産カラマツを本格供給 テレワン(2015.10.22)


 ㈱テレワン(東京都豊島区)は、ジヒドロケルセチンを機能成分とするシベリア産カラマツエキス「シブラリックス」の原料・OEMの本格提案を開始する。松素材を用いた健康食品はすでに市場に流通するが、「当社の素材は、シベリアのタイガに自生するカラマツを原料としている点、樹皮は使用せず木部及び形成層を使用している点、ジヒドロケルセチンを規格化している点で従来の松素材とは異なる」とし、先行する松樹皮エキスとの差異化を図り採用につなげる。

 同社では、ヘルスケア事業の一環として昨年メディケアサプリ事業部を立ち上げ、数年前よりカラマツエキスを輸入販売していた㈱DHQより国内での独占販売権を取得、「シブラリックス」の取扱いを始めた。

 同素材は、ロシアの医薬企業・AMETIS社がシベリアの針葉樹林に生育する腐食に強いカラマツの形成層・木部をエタノール抽出により製造したもので、ジヒドロケルセチン88%以上含有で規格した。ロシアでは冬場の栄養源としての食経験も長く、いまでは医薬品、化粧品、サプリメントなどでの使用実績も豊富だ。ロシアの研究機関によると、抗酸化作用はじめ毛細血管保護作用、抗アレルギー、肝臓保護作用など多岐にわたる有用性データが報告されている。「ロシアの機能性成果に加え、糖化を抑制することも確認している。それらを訴求点に加え、健康食品メーカーはじめ、一般食品向けにも提案していく」方針だ。

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