コラーゲン原料大手2社 売上増 国内外で販売伸張(2015.11.12)
コラーゲンペプチド供給大手2社の16年3月期第2四半期連結決算が出揃い、ニッピ、新田ゼラチンとも売上が増加した。コラーゲンペプチド需要が改めて上昇基調に転じた可能性も窺わせる。
ニッピは、日本国内および海外の両方で健康食品用コラーゲンペプチドの販売量が伸張。これにより、ゼラチン関連事業の売上高は前年同期比10.4%増の40億700万円、営業利益は同3.1倍の2億2200万円と増収増益だった。ゼラチンについても数量・金額ともに好調に推移。価格改定がようやく浸透してきたことも寄与した。
一方、新田ゼラチンでは、コラーゲンケーシングやゼラチンを含むコラーゲン素材事業の売上高が同22.1%増の137億4400万円、営業利益は7億4500万円で着地。健康食品向けの販売が好調だったことに加え、一般食品への採用も進んだコラーゲンペプチドについても売上高が増加した。インバウンド需要も貢献したという。