顧客獲得数2.4倍も 停滞商品が息吹き返す(2015.11.12)
機能性表示食品の発売開始から数カ月が経過したことで、販売動向が伝えられ始めた。ライオン㈱は9日、6月30日に機能性表示食品としてリニューアル発売したサプリメント「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」の発売後3カ月間(7~9月)の顧客獲得数が前年同期比2.4倍に増加したと発表した。
同品は2007年の発売開始以来、売上高を好調に伸ばしていたが、ここ1~2年は停滞。これを受け、同社の通販商品全体売上高は昨年度、減収となっていた。
同社では販売好調の要因として、リニューアル後に「内臓脂肪を減らすのを助け、高めのBMIの改善に役立ちます」の機能表示を分かりやすくパッケージに記載、また新聞広告やテレビ宣伝で臨床試験データを載せるなど、消費者に向けた分かりやすいコミュニケーションが受け入れられたと分析している。
また、機能性表示食品サプリメントシリーズ「ディアナチュラ ゴールド」を8月に立ち上げたアサヒフードアンドヘルスケア㈱は6日、同シリーズを含む「ディアナチュラ」ブランド全体の今年1月~10月売上高が二ケタ増で推移したと発表した。
機能性表示食品の発売が貢献し、前年同期比30%増と好調だったという。10月までに「甘草グラボノイド」など4商品を発売していた。