ファンケルの広告戦略奏功 機能性表示食さらに追加(2015.11.12)

ズームアップ

【Zoom UP】

 5月に打ち出した新中期経営計画で、積極的な広告戦略などにより前期776億円の売上を5年で倍増の1500億円以上に引き上げることを発表した㈱ファンケル(横浜市中区)は、先月末に2016年度上期決算を発表、化粧品、サプリメント事業それぞれで上増した広告戦略が奏功し、対前年比18.2%増、431億円の売上を達成した。

 サプリ事業拡大を牽引したのは6月から販売開始した機能性表示食品「えんきん」。7月から放映開始のテレビCMや流通店舗への積極的な導入などの各施策を実行したことで大幅な顧客数を獲得、前年比70%増の14億円の期初計画を上方修正し年間30億円に引き上げた。

 またすでに販売開始している3品の機能性表示食品に加え、「腰痛」「睡眠」「腸」「ストレス」それぞれをケアする商品を届け出る予定で、「カロリミット」「えんきん」に次ぐスター製品を創出させる。

 東京・新橋駅前の大型モニターで、「えんきん」を中心とする各種サプリメントのCM放映をこのほど開始(写真)。いまのところ同地での放映のみだが、今後は全国主要都市での大型モニター放映実施を視野に入れるなど、各種サプリの売上底上げを図る。

Clip to Evernote

ページトップ