イチョウ葉、常磐植物化学が届出支援(2015.11.26)
イチョウ葉エキスを配合した機能性表示食品の届出支援を、㈱常磐植物化学研究所(千葉県佐倉市)が始める。健康食品の第三者認証を運営する日本健康食品・サプリメント情報センター(Jahfic)と共同で研究レビューを実施した。
同社は、国内自社工場で製造するイチョウ葉抽出物「ギンコロン」を供給している。規格成分は総フラボン配糖体24%以上、テルペンラクトン6%以上、ギンコール酸1ppm以下。
研究レビューの結果から想定される機能性表示について同社は「イチョウ葉エキスは、脳の認知機能を維持することが報告されます」だとしている。イチョウ葉エキスを配合した機能性表示食品を新製品として発売したい先に対し、積極提案を進めたい考えだ。
イチョウ葉に含まれるフラボノイド配糖体とテルペンラクトンが関与成分の機能性表示食品は、20日までにサプリ3品目が届け出られている。
3品目とも機能性の科学的根拠は研究レビューで評価。届け出たのは大塚製薬、アサヒフードアンドヘルスケア、小林製薬の3社で、届出者はそれぞれ異なるものの、届出表示は似かよっている。現状、常磐植物化学が想定する「脳の認知機能を維持」といった文言が受理された例はなく、「認知機能の一部である記憶力を維持」といった表現で受理されている。