大豆の新価値追究で合弁会社 不二製油と相模屋食料(2015.12.21)


 不二製油グループ本社㈱と相模屋食料㈱は16日、大豆加工食品の開発を推進するための合弁会社を設立したと発表した。新会社では不二製油の大豆の知見をベースとした食品の素材の技術力と、相模屋が持つ新感覚の豆腐商品開発とマーケティング力を融合し、大豆の可能性を具現化させる。

 来年1月から商品企画開発を開始し、6月から原料と商品の生産ラインを直結させるなどの一貫生産体制を整える。まずは一般消費者向け商品を手掛け、売場や流通方法も視野に入れ市場拡大を図る。初年度4.4億円、3年後22.7億円の売上を見込む。

 新会社「だいずオリジン」は資本金3500万円で両社50%ずつの出資。代表取締役には相模屋の鳥越敦司社長が就く。事務所は相模屋の本社内に設ける。

 両社は昨年12月に大豆加工食品事業の業務提携契約を締結。不二製油の大豆分離分画技術・USS製法を用いた豆乳クリームを原料に、相模屋が新たなカテゴリー豆腐を開発・発売し新たな市場を開拓した。


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