22広告の適合性に疑問 日健栄協トクホ広告審査(2015.12.10)
日本健康・栄養食品協会は11月26日、今年9月に開催した特定保健用食品広告審査会の審査結果を発表した。審査した125件の広告のうち約2割に当たる29件は、消費者庁の「特定保健用食品の表示に関するQ&A」または同協会「『特定保健用食品』適正広告自主基準」に抵触または抵触の恐れがあり、適合性に疑問があるとして企業に改善を促した。
同協会のトクホ広告審査は2013年から開始し今年で3回目。今回は、昨年10月から今年3月にかけて収集した128件のうち、新聞折り込みチラシ1件と雑誌の記事広告2件を除外した125件を対象に審査した。媒体別ではテレビ(87件)、新聞(19件)、雑誌(19件)。
このうち7件(テレビ6件、新聞1件)は同庁Q&Aや自主基準に抵触するものが該当するB判定、それ以外の22件(テレビ15件、新聞1件、雑誌6件)は同庁Q&Aや自主基準に抵触する恐れがあるC判定とした。昨年の審査で2件あった、健康増進法に抵触する恐れや同庁Q&A、自主基準に著しく抵触するものが該当するA判定はなかった。