食品大手がこぞって協賛 食と栄養でSTOPロコモ(2013.10.24)
食と栄養」の観点から「STOP!ロコモ/サルコペニア」に取り組むという研究会が設立された。鈴木隆雄・国立長寿医療研究センター研究所長を運営委員長とするもので、味の素、アサヒグループホールディングス、大塚製薬、サントリーウェルネス、J‐オイルミルズ、丸大食品など食品大手を中心とした10社が協賛企業に名を連ねている。
このほど設立されたのは「アクティブシニア『食と栄養』研究会」で、事務局のPR会社によると、日本整形外科学会と博報堂が立ち上げたロコモティブシンドローム予防啓発組織「ロコモチャレンジ!推進協議会」とは何ら関係がない。ただ、「今のところ具体的な話はなにもないが、(将来的には)連携できればとも考えている」と話す。
同研究会の運営委員に名を連ねているのは、東京都健康長寿医療センター・自律促進と介護予防研究チームの金憲経研究副部長はじめ女子栄養大学の石田裕美氏、上西一弘氏ほか味の素の小林久峰氏ら4名。先ごろ都内で開催したセミナーを皮切りに、今後、「(STOP!ロコモなどの)ロゴマークを使ったPRや情報発信などを行っていく」(事務局)という。
「食と栄養」の観点からのロコモ対策を実践しようという考えは、「推進協議会」でも一応のところ支持していると見られ、ホームページで骨や筋肉を強くする食生活として、カルシウム、ビタミンK・D、タンパク質などの摂取を勧めている。同研究会と連携し、「食と栄養」によるロコモ対策の普及啓発を、より一層強めることが期待される。