光英科学、新社屋が竣工 生産物質・従来比2倍の月産3t(2016.1.18)


 乳酸菌生産物質を原料・OEM供給する㈱光英科学研究所は18日、事務所と工場を併設した新社屋を竣工した。同社屋は、主に需要増加に対応し、原料の生産量拡大を目的に建設したもので、液体原料が従来のおよそ2倍となる2~3t(月産)製造できる。最近は海外の引合いも増しているという。所在地は従来と同じ埼玉県和光市内。

 社屋の敷地面積は約1000㎡、建築面積は約330㎡。1階が乳酸菌生産物質の製造工場で、2階が主に事務所や品質管理室となる。1階には35種類の乳酸菌やビフィズス菌の培養室や培地となる豆乳製造機、豆乳と同菌類を合わせて共棲培養し発酵及び自然濾過させる製造室を設けたほか、その自然濾過した液体を濃縮する機械を設置するなど、原料製造に関する機器やスペースを集約した。2階の品質管理室では、分注した原料をロット毎に検査するほか、新しい菌の研究なども行う。

 新社屋竣工祝賀パーティで挨拶した同社の村田公英社長は、この新工場により「ものづくりの精神で、世界に打って出る乳酸菌生産物質の基盤技術を磨きたい」と述べた。

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