輸出促進、機能性表示策を拡充 農水省16年度予算 (2016.1.7)
農林水産省の2016年度予算は総額で2兆3091億円と、今年度当初予算とほぼ同額となった。和食文化の継承や地産地消の推進などの食育対策は8億4700万円(今年度当初予算は5600万円)。このうち、機能性農産物等を活用し、地域の行政や生産者、食関連事業者、大学・研究機関等で構成する地域協議会が行う「食による健康都市づくり」の支援事業費に8600万円を充てる。
また、機能性表示を可能とする地域の農林水産物や食品の科学的エビデンスを取得や薬用作物の生産拡大などの研究開発(委託事業)に3億6000万円(同2億2000万円)を確保した。
このほか、20年度までに農林水産物や食品の輸出を1兆円とする目標の前倒しを図るため、輸出促進体制の強化や海外見本市の出展支援などを増額する。