食品安全対策を増額 厚労省16年度予算(2016.1.7)


 厚生労働省の2016年度予算案は一般会計で30兆3110億円と、今年度当初予算比1.3%(3963億円)の増額となった。年金や医療などの社会保障関係費が1.4%膨らんだためで、その他の経費は3.5%のマイナスとなる。

 生活衛生・食品安全部の関係の予算は、食の安全・安心の確保などに120億円(今年度当初予算は118億円)を充てる。このうち健康食品対策は安全性確認の試験検査費用として、今年度と同額の2500万円を確保した。

 このほか、国際的に急性毒性の指標として用いられる急性参照用量(ARfD)を考慮した残留農薬の基準見直しや、香料に関する安全性確保のための取組等の推進のため9億400万円(同8億4500万円)を充てる。

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