クルクミン初登場 機能性表示に「肝臓機能を維持」(2016.1.7)


 機能性表示食品の届出状況更新で、5日、クルクミンを機能性関与成分にしたサプリメントの届出情報が公開された。吸収性の高さで差別化するクルクミン原料を供給するセラバリューズが届け出たもので、「健康な肝臓の機能を維持」する働きを訴求する。ただ、表示しようとする機能性の文言に、注意喚起とも受け取れる一文が挿入されている。

 アルコール対応機能で知られるクルクミンが機能性関与成分として届け出られたのは初。科学的根拠は、最終商品の臨床試験で評価した。

 表示しようとする機能性については、「本品にはクルクミンが含まれるので、健康な人の肝臓の機能の一部である肝機能酵素(GOT、GPT、γ‐GTP)に対して健常域で高めの数値の低下に役立ち、健康な肝臓の機能を維持します」ときて、「なお」と続ける形で「本品は肝機能検査値異常の値を改善させるものではないため、これら値が異常を示した場合は医療機関の受診をお勧めします」となっている。

 機能性表示の中に、病者向けではない旨の注意喚起と理解できる文言が盛り込まれる異例の届出となったが、届出者によると、当初の届出には、「なお」以下の一文は含まれていなかった。

 なお、同日に届出情報公開が始まった同品ほか3品目の届出日は12月28日。

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