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　㈱ファンケル（横浜市中区）は20日、美容・健康に関する情報発信の旗艦店「銀座スクエア」をリニューアルオープンした。今春オープン10周年を迎えた同店の役割をさらに強化する目的で各フロアを一新、ファンケルが持つ最新技術を結集した商品群や企業姿勢などを提供する旗艦店として位置付ける。

　オープンに先立ち18日に行われた内覧会で同社池森賢二会長は、「これまでは化粧品とサプリメントを併設してきた。今回のリニューアルで美容・健康それぞれの分野でフロアを分け、専門スタッフを置き特化させた」といい、モデル店舗としての同店で得た顧客ニーズなどの情報を蓄積、全国で展開する直営店舗に反映させていく方針を述べた。

　今回の大幅改装で特徴付ける点はカウンセリング機能の強化。美容と健康に関するエリアをそれぞれ3フロア用意し、ビューティーエリアでは簡易型の肌スコープで肌状態を確認、アドバイスする。また研究開発直結の技術体験型フロアでは、同社研究所から派遣されたスタッフが独自開発の角層バイオマーカー測定で肌特徴を解析し、研究員目線で個別の肌トラブルに対処する。

　一方ヘルスエリアでは、管理栄養士など専門スタッフが常駐し、簡易型の血管観察から最適なサプリメントを提示する。また糖化測定や遺伝子・血液検査など高度なヘルスケアサービスを提供し、予防方法や生活習慣改善に役立てる。

【写真は18日の内覧会で挨拶する池森賢二会長（写真右）と、リニューアルした銀座スクエア外観】