クロレラ摂取で有効性 2型糖尿病進展抑制を確認(2013.10.24)


 ㈱サン・クロレラ(京都市下京区)は7日、クロレラの飲用が2型糖尿病の進展抑制に有効であることを明らかにした。茨城キリスト教大学・板倉弘重名誉教授との共同研究成果。4日開催の第33回日本臨床栄養学会総会で発表した。

 研究では、HbA1c値6.0~6.4%の2型糖尿病予備軍の成人男性60名を対象に、1日40粒(8㌘)のクロレラ食品を摂取させた群とプラセボ食品の2群に分け調査。摂取期間は12週間。血液特殊検査とメタボローム解析で、血液中の物質の変化を評価した。その結果、クロレラ摂取群で摂取4週目で総コレステロール値が低下し、12週目で葉酸の値が増加、濃度が高いと動脈硬化や心血管疾患の発症リスクが高まるホモシステインの値が有意に低下したことが分かった。

 今回の実験で、クロレラの摂取が2型糖尿病への進展抑制が期待されるとともに、貧血、動脈硬化、心血管疾患、脳血管疾患、認知症などの幅広い予防が期待できると考察している。

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