OEM部門で18%増に アムスライフ第1四半期(2016.1.21)
健康食品など受託製造の㈱AFC‐HDアムスライフサイエンス(静岡市駿河区)は8日、2016年8月期・第1四半期決算を発表した。主軸となるOEM部門の好調な推移とともに、これまで苦戦してきた通販・卸販売部門が前年同期を上回る動きを見せ、売上高は前年同期比14.2%増の38億4800万円となった。損益面でも、増収による売上総利益の増加が影響し、営業利益は同98.6%増の3億4400万円となった。
セグメント別にみると、ヘルスケア事業のOEM部門では前期から引き続き青汁やスムージーなど一般食品寄りの商品が好調に推移、ソフトカプセルや打錠品も安定的に売上を伸ばし、売上高は同17.5%増となった。一方ここ数年は伸張を続けていた海外部門は、シンガポールでアイケア商材が好調だったが、インドネシアやマレーシアなどのイスラム圏において既存取引先への売上タイミングのずれが影響し、売上高は前年同期を下回った。
またこれまで苦戦が続いていた卸販売部門ではインバウンド商材や中国、ベトナムへ販売する国内外の企業からの受注が伸びるとともに、スーパーフード商材「ホワイトチアシード」が好調に売り上げ、同部門の売上を押し上げた。