杢谷氏・新制度の見直し重要に 全健協・新春の集い(2016.1.21)
特定非営利活動法人 全日本健康自然食品協会は13日、東京・神保町の如水会館で「新春の集い2016 賀詞交歓会」を開催した。
最初に挨拶した杢谷正樹理事長は、昨年制度開始した機能性表示食品について触れ、「当協会は消費者とコミュニケーションをとっていくうえで、小売店や百貨店、生協やウェブなど(販路としての)窓口をたくさん持っている。それらの面を活かして、健康食品産業協議会の一員として制度の見直しなどをする場で大いに意見を出していきたい」とし、同制度対応への協会の在り方を語った。
また、「今年は申年。サルは森を支配するという。そういった知恵を小売店や企業が出し合って業界を盛り上げる年にしたい」と会員への協力を呼びかけた。
来賓として挨拶した健康食品産業協議会の関口洋一会長は、当日午後に発表された同制度の積み残し課題に関する検討会実施の案件を受け、「トクホもそうだが、1年目からうまく回ることはなかった。健康食品産業の代表(団体)として色々と協議し、同制度を健全にするための責務を果たしていく」と意気込みを見せた。
賀詞交歓会前には勉強会を実施。「持続可能な日本農業の未来と地域づくり」と題し、今後の日本の農業の方向性について、全国有機農業推進協議会理事の大江正章氏が講演した。
【写真=杢谷正樹理事長(1月13日、東京都千代田区)】