味の素 ロコモ予防でプロジェクト 栄養・運動ケア訴求(2013.10.24)
味の素㈱(東京都中央区)はこのほど、栄養・運動ケアでロコモ予防を訴求する「アクティブシニア プロジェクト」を発足した。18日に開催した同社サイエンスセミナーで、同プロジェクトに関する事業概要を説明、シニア層を中心に訴求が進んでいるロコモ予防について、同社では全世代を通じて「質の良い人生を送る」ためのライフスタイルとして提案する。
同プロジェクトでは、まずアミノ酸の健康価値について総合的な啓発活動を実施する。そのために、測定・食・運動ソリューションの事業モデルを構築する。具体的には、同社が持つ血中のアミノ酸を解析し健康状態を測る「アミノインデックス」などを活用し現状を把握、さらに食の面でロコモ予防メニューの提案や、筋肉合成に働くアミノ酸・ロイシンを高配合した商材についてエビンデスを構築しながら流通面を整備し、店頭プロモーションなどを拡充させる。併せて整形外科医とのコラボで良い姿勢をつくるための運動を実施し、総合的なロコモ予防の普及を図る。
セミナー当日には、国立長寿医療研究センター研究所の鈴木隆雄所長が登壇し、加齢により減少する筋肉量と死亡率との相関性について警鐘、ロコモ予防の重要性を訴えた。
【写真は国立長寿医療研究センター研究所の鈴木隆雄所長】