植物発酵エキス事業を本格化 ファイン(2016.2.4)
スーパーフードや機能性表示食品など様々な分野の事業を推し進める㈱ファインは、ハトムギを主体に45種類の植物を用いた発酵エキス「ベジターゼ」のOEM供給を積極化させる。4年前に開発した同素材は、これまで最終製品の一部原材料に用いることが多かったが、底堅い市場形成とともに、ここ数年のインバウンド需要に対応させるため、今年から差別化できる独自原料として打ち出し、OEM提案も本格化させる。
同原料は、同社が創業当時から手掛けるハトムギを主体に美容面(美肌、アンチエイジング、ダイエット)への機能が期待できる植物を45種に厳選、素材を丸ごと用いる超微細処理後に麹菌で発酵させる独自の「短期熟成発酵法」を確立した。特に他社原料が1~2年という長期間熟成させることが多いことに対し、同社原料はごく短期間で効率的に有用な栄養成分が得られ、最終製品の出荷にも素早く対応できることが特徴だ。スーパーフード事業で切り拓いた一般食市場へも流通させる。