備前化成 「ハトムギCRDエキス末」 美容素材で提案開始(2013.10.24)
備前化成㈱(岡山県赤磐市)は、美肌・美白効果が期待できる「ハトムギCRDエキス末」の取扱いを開始した。大学発のベンチャー企業である㈱アグリリンクテクノロジーと、ユニキス㈱との共同開発品であり、同社は健康食品へ配合しやすいエキス末加工し、美容製品などへの配合提案や製剤加工などの受託製造を行う。現在はサンプルワーク中だが、間もなく正式に上市する予定。
ハトムギはイネ科の植物で、種子成分がヨクイニンの名称で漢方薬(いぼの治療)として利用されている。また、保湿成分として化粧品などにも配合されている。同社が取扱うハトムギCRDエキス末は、ハトムギを特殊な製法でエキス抽出した高機能素材で、CRDとは「Coix-seed Reactive Derivative」(ハトムギ反応生成物)を意味する。
同素材はこれまでに、ヒト線維芽細胞を用いた試験で、有意にコラーゲン産生能を増加させ、皮膚再生促進が期待できることを確認したほか、肌荒れや皮膚色素斑を有する女性90名を対象に行った摂取試験で、色素沈着の有意な低減が見られ、肌のシミを軽減する効果が期待できることを確認している。