植物発酵エキス スピルリナで発酵増進 東洋酵素化学(2016.2.25)


 東洋酵素化学㈱(千葉県浦安市)は、80種類の野菜、野草、果実、豆類、藻類、キノコなどを同社保有の乳酸菌、同菌増殖効果が確認されているスピルリナエキスを加えて発酵させた「植物酵素発酵エキス」の原料供給を開始した。同社では40年前から同発酵エキスを製造し、一部にOEM供給してきたが、複数クライアントから要望があり、量産及び原料販売を始めたという。

 原材料には日本山人参やアマチャ、スダチ、ワサビ、明日葉、セリ、三つ葉などの国産野草、野菜も採用。これらの洗浄には、富山県などに跨る立山連峰の湧水を使用している。

 製造工程では、植物繊維軟化酵素を添加して細胞内の栄養成分の溶出を促進。発酵時には独自の乳酸菌E.faecaliskazama株と、乳酸菌増殖効果が試験管及び動物試験で確認されているスピルリナエキスも加え、発酵を増進させている。

 発酵エキスは、最短3カ月から最長10年熟成させたものを供給する。同社は健康食品、飲料向けに提案を推進するとしている。

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