プラセンタ タイ産原料の供給開始 一丸ファルコス(2016.2.25)


 健康食品・化粧品原料メーカーの一丸ファルコス㈱(岐阜県本巣市)がこのほど、価格競争力に優れる高品質食品用プラセンタエキスの製造販売を新たに始めた。

 タイのHACCP認証農場で原材料の豚胎盤を調達し、同じく事業提携したタイのHACCP認証工場で抽出・加工するもので、原材料調達と抽出加工を海外で行うことで生産コストを大きく抑える。
 3年前から準備を進めていた。


 生産・品質管理担当社員をタイの提携先に派遣し、技術指導を直接行うなどして高品質プラセンタエキスの安定生産体制を構築した。同社の半世紀以上におよぶプラセンタエキス製造販売実績で培った、原材料の選別・調達ノウハウや抽出技術を全面的に反映させたとしている。国内在庫も用意できたことから本格販売に乗り出した。

 新原料の「プラセンタパウダー T‐100」は、品質担保も同社が責任を持ち、品質の高さと、価格の手ごろ感を同時に打ち出す。これにより、食品用プラセンタエキス原料市場でのシェア拡大を狙う。

 同社の食品用プラセンタエキスは、これまで純国産原料のみをラインナップ。品質の高さを強く訴求できた一方で、輸入原料に対する価格競争力が課題だった。新たに海外産原料を投入することで、価格に対する要望にも柔軟に対応する。これにより、高品質・低価格原料を求める層からの需要を取り込みたい考えだ。

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