機能性表示食 届出総数263品目に 12品目追加(2016.3.24)


 機能性表示食品の届出情報更新で、23日、サプリメントとその他加工食品あわせて計12品目が追加され、届出総数は263品目となった。

 12品目のうち、4品目は東洋新薬が届け出たもの。米由来グルコシルセラミドを機能性関与成分にした加工食品2品目が含まれる。同社により以前から届出実績のある成分だが、今回2商品で表示する機能は、前とは異なり、「肌の保湿力(バリア機能)を高める」の文言はない。「肌を乾燥しにくくするのを助ける」「肌の潤いを逃しにくくする」機能を訴求する。

 葛の花由来イソフラボンを関与成分とし、「雑穀ダイエット」を商品名とする加工食品も受理された。商品名にダイエットを盛り込んだ例は、これまでに「エクササイズダイエット」(DHC)のみ。近いところでは、「青汁ダイエットン」(ありがとう通販)がある。

 このほか、江崎グリコのチョコレート3商品を受理。関与成分は、「GABA」の名称でも知られるγ‐アミノ酪酸で、「事務的作業による一時的・心理的なストレスの低減機能」を訴求する。これまでビフィズス菌のヨーグルトで届出を積み上げてきたが、チョコレートは初。

 また、健康食品受託製造の協和薬品が届け出た、大豆イソフラボンを関与成分とするサプリも受理。初の届出となる。「骨の成分の維持」を訴求するもので、科学的根拠はフジッコが実施した研究レビューを届け出た。

 大豆イソフラボンを関与成分にした商品に関しては、煮豆・佃煮製造販売の小倉屋柳本(マルヤナギ)が、黒豆加工食品(蒸し豆)を届け出ており、今回の更新で追加された。研究レビューは同社社員が担当。「成人女性の骨の成分維持に役立つ機能があることが報告されています」と表示する。

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