植物性キトサンの抗メタボ作用を確認 セティ(2016.3.10)
セティ㈱(東京都千代田区)が供給するベルギーのキトザイム社製植物性キトサン「キオニュートリム‐CsG」が、初のヒト臨床試験により、体重やBMI、体脂肪などを低下させることが確認された。セティではこの知見を基に抗メタボ、生活習慣病対応素材として提案を強化していく。
試験は、BMIが26以上、35以下の成人男女86名を対象に実施。1日あたり2.5㌘のキオニュートリム‐CsGを90日間、食事の15分前に摂取してもらい、体重やBMI、体脂肪、ウエスト・ヒップ周径など体型に関する指標、HbA1cなど血液指標を測定し、摂取前と比較した。
その結果、摂取45日後及び90日後には体重やBMI、体脂肪、内臓脂肪、ウエスト及びヒップ周径、HbA1c値が有意に低下。プラセボ群には有意な変化は認められなかった。この研究結果は今年、学術誌「ニュートリションジャーナル」に論文掲載された。
同素材は、特許製法で麹カビの細胞壁から得られたアレルゲンフリーのキトサン。