ファイン 来年1月に新工場竣工 生産能力3倍以上(2016.3.10)
各種健康食品製造販売の㈱ファイン(大阪市東淀川区)は、来年1月に新工場を竣工させる。4日、工場敷地を管轄する兵庫県と調印式を行った。新工場「播磨先端製造技術センター」の稼働により、現在の生産能力の3倍以上に向上することになり、同社がここ数年で新たに事業化しているスーパーフードや機能性表示食品、医療用食品など自社の商品開発への対応はじめ、OEM事業でも弾みをつける。
新工場は兵庫県たつの市新宮町の播磨科学公園都市内に立地。来月中に建設着工し、来年1月に竣工する予定。敷地面積は約1.3ヘクタール。
現在稼働する上郡工場から生産機能を一部移管しながら、新たな製造設備も整える。打錠機や造粒機、液体充填、包装ラインの基本設備とともに、オートメーションラインの導入も検討している。健康補助食品GMP、ISO9001、有機JAS規格に対応した品質管理体制も構築する。
新工場稼働により、同社の製造拠点は現有のテクノ工場、上郡工場、大阪工場と合わせ4カ所体制となる。
同社では、産学連携による研究開発にも力点を置き、大阪大学内にファインバイオサイエンス研究所を保有する。ここで開発した新規素材などを新工場での生産ラインに組み込んでいく。
【写真=左は新工場のイメージ、右は調印式の様子(左人物がファイン・佐々木信綱社長)】