アフリカマンゴ、体脂肪・中性脂肪減らす 複数届出(2016.3.10)
ダイエット素材のアフリカマンゴノキエキスを配合したサプリメントを機能性表示食品とする届出書類の提出を、原料供給する㈱龍泉堂が2月初旬に行っていたことが分かった。原料ユーザー企業も同時期に書類提出した。同社では昨年末までに必要な届出資料をまとめるとともに、ユーザーなどに対する届出支援を進めていた。
表示しようとする機能性については研究レビューで評価し、「肥満気味の方の体脂肪、中性脂肪を減らすことをサポートし、高めのBMI値の改善に役立つことが報告されています」との内容で届け出た。また、機能性関与成分の名称は、「1%エラグ酸含有アフリカマンゴノキエキス」とした。同社が供給するアフリカマンゴノキエキス「IGOB131」は、エラグ酸含有量を1%以上で規格化している。
これまでに届出実績のない機能性関与成分であるだけに、「受理までに時間を要すはず」だと同社では見る。ただ、ほぼ同時に届出書類を提出したユーザー企業と情報共有しながら、早期の届出受理を目指したい考え。同社らが受理されるのを待ち、届出を行う構えの企業も複数あるようだ。
機能性表示食品に関して龍泉堂ではこれまでに、同じく原料供給する非変性Ⅱ型コラーゲン「UC‐Ⅱ」を機能性関与成分にしたサプリメントの届出支援で実績を伸ばしている。健康食品通販大手のエバーライフなどが届出を行い、販売も始まっている。ほかにも、届出受理を待つ商品が複数あると言う。