新会長に山木康孝氏 ローヤルゼリー公正取引協議会 (2016.3.10)
全国ローヤルゼリー公正取引協議会は8日、平成28年度定時総会を都内で開催した。今年度は役員改選が行われ、新会長に元公正取引委員会事務総局取引部長の山木康孝氏を選任した。
山木氏は就任にあたり「30余年公正取引委員会に在籍し、その間、景品表示法の施行に携わった経験がある。退職後も全国家庭電気製品公正取引協議会の専務理事を10年以上務めてきた。この経験から公正取引協議会の運営、景品表示法への対応などで会員の方々のお役に立てると思う」と挨拶。さらに、公正取引協議会の活動は2つの「じりつ」がキーワードになると提言。「1つは景品表示法など関係法令よりも厳しいルールを自ら作り、自主規制する『自律』。もう1つは補助金など法的援助等々を得ないで自らの会費、収入で運営する『自立』。今後、この2つのキーワードを念頭に会を運営したい」と、その内容を説明するとともに今後の抱負を述べた。
同総会で会長を退任した松香光夫前会長は、「会長就任時の平成20年は、ローヤルゼリーの国際規格を作ろうと中国からアイデアが出たところだった。我々も規格作りに協力し、その規格は私の任期中では完成一歩手前だが、後は統括する中国次第でほぼ利用できる状態。一区切り付けられたと思う。また機会があればお手伝いしたい」と挨拶するともに感謝の言葉を述べた。
【写真=挨拶する山木康孝新会長(3月8日、東京・千代田区)】