健食GMP リピート増加に関係 販社との強い絆も(2016.3.24)
日本健康食品規格協会(JIHFS、池田秀子理事長)は17日、健康食品販売会社の経営幹部を対象とし、健康食品GMPとマーケティングを絡めた異色のセミナーを都内で開催、約50名が聴講に訪れた。
講演では、JIHFS理事でやずやグループ㈱未来館の西野博通社長が登壇。「広告はマーケティングの一部に過ぎない」とし、新しい顧客の創造とリピート顧客の増加を図ることがマーケティングの要諦だと持論を展開した。その上で、リピート顧客の増加と健康食品GMPの取得は、「非常に関係している」と訴えた。
西野社長はまた、健康食品の売上が伸びない背景には、リピート顧客が育っていないことがあると説明。一方、リピートしない理由には、広告に裏切られたという思いもあり得るとし、「商品の良さは(広告ではなく)工場でつくられる。販売会社はもっと工場に関心を持つべき」だとした。
この日は、同じくJIHFS理事で、健康食品受託製造㈱エフアイコーポレイションの塩谷知明社長も講演。GMP取得を目指したことで、製造現場の従業員とパート社員の意識が大きく変わり、現場が活気づいたという。GMPは、販売会社との「強い絆」をつくるのに役立つともした。
【写真=写真左はやずやグループ㈱未来館の西野博通社長、写真右はエフアイコーポレイションの塩谷知明社長】