食品を自ら判断、80%以上目標 食育推進基本計画(2016.3.24)


 政府は2016年度から5年間(20年度まで)の食育推進基本計画(第3次)をまとめた。家族や子ども、高齢者など多様な暮らしに対応した食育の推進や、生活習慣病の発症・重症化の予防や改善に向けた取組み、食品ロス、和食や郷土料理など食文化の継承に重点的に取組む。

 20年度までに達成を目指す目標値も設定。主食・主菜・副菜を組合わせた食事を1日2回以上ほぼ毎日食べている国民割合を70%以上(15年度は57.7%)、うち若い世代は55%以上(同43.2%)を目指す。生活習慣病予防では、適正体重維持や減塩等に気をつけた食生活を実践する国民割合を75%以上(同69.4%)にする。併せて食品中の食塩や脂肪の低減に取組む食品企業(スマート・ライフ・プロジェクト)の登録数を100社以上(14年度は67社)にする。

 また、食品の安全性について基礎的な知識を持ち、自ら判断する国民割合を80%以上(15年度は72%)、若い世代は65%以上(同56.8%)に設定した。これまで基礎的知識を持つ国民割合を目標としていたが、7割に至ったことから、自ら判断する割合を増やす目標に変える。

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