GABAで研究レビュー実施 オリザ油化 〝リラックス〟盛り込む(2016.3.31)
γ‐アミノ酪酸(GABA)の精神ストレス軽減作用およびリラックス作用を検証する研究レビューを、米胚芽由来GABAを原料供給するオリザ油化㈱が実施した。レビューの結果から想定される機能性表示は、「GABAにはデスクワークに伴う短時間の精神ストレスの軽減およびリラックス作用があることが報告されています」だとしている。今後、最終商品販売会社などに対する届出支援を行いたい考えだ。
同社が31日に発表した。レビューでは、最終的に8報の査読付き臨床試験論文を絞り込み、精神的ストレスの指標となる各アウトカムを定性的に統合。1日当たり摂取目安量28~100mgで、前述の機能性表示が可能だと考えられるとしている。100mgの摂取では、脳波(α波)のシグナル強度に関しても有効性が認められたという。
同社は食品用GABAのパイオニア企業。「オリザギャバ」(登録商標)の供給を1996年に開始していた。GABA含有量を90%以上で規格化した「オリザギャバエキス‐HC90」などをラインナップしている。