資生堂、機能性表示食も受理 関与成分 肌トクホと同じ(2016.4.7)


 新年度に入ってから初の機能性表示食品の届出情報更新が5日にあり、㈱資生堂が届け出たサプリメントなど5品目が新たに追加。届出総数は280品目となった。

 資生堂が届け出たのは、コンニャク由来グルコシルセラミドを機能性関与成分とするサプリ「飲む肌ケア」。「顔やからだ(頬、背中、ひじ、足の甲)の肌の水分を逃がしにくくすることが報告されており、肌の乾燥が気になるかたに適しています」と機能性を表示する。公開された届出書によれば、販売開始予定日は今年9月21日。

 資生堂では、同じ成分を関与成分とする特定保健用食品の表示許可を1日に受けたばかり。このトクホは「肌の乾燥が気になる方に適す」旨を保健の用途とするもので、同じ訴求機能の商品を、トクホと機能性表示食品の両方で揃えることになる。ただ、機能性表示食品はタブレット型のサプリ、トクホは清涼飲料水と形態が異なる。

 このほか、キトサンを機能性関与成分にしたサプリも追加された。届け出たのはアサヒフードアンドヘルスケア㈱で、「ディアナチュラゴールド」シリーズ。表示しようとする機能性は「キトサンはLDL(悪玉)コレステロールを減らす機能があることが報告されており、LDL(悪玉)コレステロールが気になる方に適しています」。研究レビューは、原料供給元の日本化薬フードテクノ㈱社員らが実施したという。

 また、健康食品OEMの㈱トキワ漢方製薬が、目のピント調整機能を訴求するサプリを届け出た。機能性関与成分は「ヘマトコッカス藻由来アスタキサンチン」としている。


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