ウーロン茶に育毛促進作用 リーブ21(2016.4.7)


 ㈱毛髪クリニックリーブ21(大阪市中央区)は、細胞及び動物試験により、ウーロン茶エキスが育毛促進作用を示したことを確認した。

 ラット肝細胞や精巣上体細胞にウーロン茶エキスを添加した試験では、薄毛の原因とされる男性ホルモンを活性化する酵素「5α‐リダクターゼⅠ型」及び「同Ⅱ型」に対する阻害作用が確認された。男性ホルモンの一つテストステロンで活性化するLNCaP細胞を用いた試験では、ウーロン茶エキス投与により、同細胞の増殖が有意に抑制された。

 また、全体毛を剃り上げたマウスにテストステロン、またはテストステロンとウーロン茶エキス混合液を塗布して毛の成長の早さを調べたところ、テストステロンのみに比べて、混合液は約1.5倍毛の成長が速く、育毛促進効果が認められた。

 さらに、今回の細胞とマウス試験では、ウーロン茶エキスは用量依存的に効果を示した。

 今後、同社ではウーロン茶エキス中の活性成分を同定するとともに、育毛作用に対する同エキスと男性ホルモンが関係する作用メカニズムを解明し、製品開発を進める計画。

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