従業員の健康管理を支援 ファンケルHSが事業展開(2016.4.7)


 ㈱ファンケルヘルスサイエンス(横浜市中区)は、企業や団体などの従業員の健康管理を支援する新たな事業を4月から開始した。すでに企業、自治体など4団体での導入が決定している。今後首都圏を中心に導入提案を進め、3年後を目途に80団体での契約数、10億円の売上を見込む。

 「ファンケル健康増進プログラム」は半年から1年間継続して行うもので、①健康状態とリスクを知る②健康行動をおこす③成果を確認・継続する、の3つのフェーズで構成。

 ①では、医療機関と提携し医師監修の下で個人の定期健康診断の結果や事前に確認する生活習慣状況をもとに、同社の管理栄養士や健康運動指導士の資格を持つ健康カウンセラーが個別の運動や食事などをアドバイスする。②では、活動量計で日々の歩数や消費カロリーなどをチェックし、個人の目標に合わせ同社が提案するストレッチの実施や自身に最適なサプリメント(約210種の成分、商品約100品、組合せは約560パターン)などを提案する。③では、専用サイトで自身の活動量や体重の変化などを確認、カウンセラーのフォロー面談やメールなどを通じて実際の成果を確認する。

 これらにかかる費用は一人あたり月額1万円程度で、支援事業で競合する他社と比較し、カウンセリングなどサービスの充足、提供するサプリメントの種類などから、「格安とはいえないが、十分な価格」として積極的に事業展開していく方針だ。

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