食品の機能性、多数報告 来月13日から日本栄養・食糧学会大会(2016.4.25)
日本栄養・食糧学会は来月13日から15日の3日間、神戸ポートピアホテルなどで第70回大会を開催する。今大会では、健康寿命の延伸、ロコモティブシンドローム、分子栄養学などを軸に、特別講演や教育講演、シンポジウム15セッション、ランチョンセミナー14題、市民公開講座、一般演題636題などを予定している。
3日目の15日には、〝健康食品を正しく理解する〟をテーマとしたシンポジウムが行われる。「健康食品に関する表示制度は効果的に機能しているか」(医薬基盤・健康・栄養研究所/梅垣敬三氏)、「健康食品の効能・効果はどのようにして評価するのか」(東京農業大学/清水誠氏)、「食品の機能性―消費者から見た期待と課題」(科学ジャーナリスト/松永和紀氏)の3人の講演後には総合討論も行う。
一般演題からは、「カラハリスイカ果汁による抗インフルエンザウイルス作用」(武庫川女子大ら)、「ハナビラタケ子実体および脂質成分の免疫賦活作用」(大阪府大ら)、「カルコンを高含有するアシタバ抽出物の肥満予防効果」(神戸大ら)、「長鎖モノエン脂肪酸を含む魚油による抗動脈硬化作用」(徳島大ら)など様々な食品の研究成果が報告される。