機能性表示食 ユーザーID発行始まる(2016.4.21)
機能性表示食品届出データベース(DB)を使った届出に必要となる「ユーザーID」の発行を、消費者庁が15日早朝から始めた。午前6時受信のEメールでIDを受け取ったとする事業者が複数あり、一斉送信されたようだ。4月1日以来、IDが発行されないために完全に止まっていたとみられる届出や届出情報の修正が、ようやく進むことになる。
同庁は1日に届出DBの運用を開始。これに伴い、修正書類なども含めて届出書類の提出方法は、郵送からDBを使ったオンライン手続に切り替わった。届け出るためにDBへログインするにはユーザーIDが必要で、IDは、届出者が「食品関連事業者に関する基本情報」を同庁ホームページから送信および書類郵送の上、同庁が受理した後に発行される仕組みとなっている。多くの事業者が1日に基本情報の届出を行っていた模様だが、2週間にわたりIDはまったく発行されなかったとみられる。
基本情報を届け出た事業者によれば、同庁はDBの運用開始前、基本情報届出からID発行までの期間は原則1週間前後などと話していたという。IDの発行が遅れた背景には、1日に届出が集中したこともありそうだ。
一方、DBを使った届出情報の検索、閲覧は依然できない。2015年度分の届出情報のDBへの移行が終っていないためだとみられ、利用できるまでにはもうしばらく時間が掛かる見通しだ。5月にも利用できるようになる可能性がある。