音楽健康福祉士の養成講座開設 虹の会が新事業(2016.4.21)

03虹の会 会見 03虹の会 宇住

 社会福祉事業の発展に貢献することを目的に活動を続ける公益社団法人虹の会(アントニオ古賀理事長)は15日、音楽健康福祉士を養成する研修講座開設に関する説明会を都内で開いた。

 同会では、全国各地の老人福祉施設で歌や踊り、笑いのショーなどを届けるなどの「虹のキャラバン」活動を設立以来続けてきた。同講座はそれらの参加型の音楽療法「心音レインボートレーニング」をより広めるための人材を養成するもので、今年度は東京・福岡・大阪で計4回の育成講座を開き100人前後の資格認定者を誕生させる予定だ。

 当日はまず山東昭子会長が挨拶、「認知症を諦めるのではなく、この療法で改善できることが芽生えてきた」といい、同講座開設への理解を求めた。また同音楽療法について宇住晃治専務理事は、臨床テストを今後引き続き行い、科学的根拠を立証させる考えで、「資格を持つことで介護従事者など仕事として活かしてもらいたい」と同講座の必要性を訴えた。

【写真=会見を開く虹の会の役員ら(写真左)と、宇住晃治専務理事(4月15日、東京・千代田区)】

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