2年連続で約30%増、83億円に 山本漢方製薬(2016.5.16)


 ドラッグストアルートで青汁商材のトップシェアを誇る山本漢方製薬㈱の2016年4月期の業績が、対前年比30%増の83億円に達する見通しとなった。昨年に引き続く約30%増で、主力の大麦若葉商材がインバウンド消費でけん引するとともに、中国・越境ECでの子供向けアイケア商材などが同社売上を押し上げた。

 今後の需要増を見込み、大麦若葉栽培の新たな圃場として計画していたニュージーランドの第一期収穫も完了、製品の原材料に充てる。同時に大麦若葉の質・量を高めるため、すでに圃場として稼働しているイタリアの気候に近く近郊のセルビアを新たな候補地として試験栽培を始める予定だ。また昨年から着工していた第9工場が8月を目途に竣工、本稼働を開始する予定で、インバウンド含む国内消費はじめ、すでに展開している海外向けといった新たな需要増に対応させる。


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